転職に最適な時期は看護師経験◯年目が良い!転職時に有利になる経験についても教えます♪

あなたは看護師経験何年目ですか?
転職を考えるなら今よりも好条件の職場にしたいのは当然ですよね。

転職時期として看護師経験何年目が有利なのか?転職時に有利になる経験はあるのか?
この2つを知っておくことで、好条件の職場が見つかる可能性はグンと変わります。

転職しようかな?と考えている方はもちろん、
今後、看護師としてのキャリアをどうしていこうか悩んでいるあなたも、
転職の時期を見誤ることのないよう、この機会にしっかり知識を身につけておきましょう。

転職時期は看護師経験何年目が良いの?

一般的に看護師が転職するには、新卒でなければ一定年数以上の経験が必要となります。
中途で募集を出している求人は、ほとんどの場合が即戦力として働いてもらえることを期待しています。
その職場での仕事については教えてくれますが、看護師として基礎から新卒のように教えてもらえることはほとんどありませんので、
仮に経験が少ない状況で転職したとしても自分自身が困ってしまうことでしょう。

そのため、転職する時期は最低でも看護師として3年の経験が必要と言われていますので、転職するなら看護師経験4年目が一つの目安となるということです。

看護師経験4年目であれば、3年間の経験があります。
新卒から3年間の経験があるということは、基礎的な経験はしっかりあり、一般的にはリーダー業務の経験もあるはずですので、
求人を出している採用担当者も、職場での仕事について教えれば、即戦力として活躍してくれるだろうと期待することができます。

それでは看護師として経験が3年以上あれば、良いのでしょうか。
厳密には、看護師としての経験3年ではなく、臨床経験として3年が必要となりますので、注意が必要です。
そして一番良いのは、一つの職場で臨床経験3年あるほうが良いと言われています。
なぜなら、同じ職場で臨床経験が3年あると、看護師としての一通りの経験だけでなく、リーダー業務・プリセプター・委員会活動などの経験もしている場合が多いと考えられるからです。
看護師としての経験は同じ3年でも、同じ職場での3年経験のほうが評価は高くなり、好条件の求人が見つかりやすくなるのです。

転職時に有利になる経験って何?

先ほど、転職する時期は看護師経験4年目が良いとお伝えしましたが、4年目ならあとは看護師経験何年目だろうと変わらないのかというと、そうではありません。
看護師経験4年目であれば、転職しやすくなることは間違いありませんが、条件の良い転職先が見つかるかどうかは、どういった職場に転職したいのかでも変わってきます。

私がこれまでの担当させて頂いたケースで、同じ介護施設への転職をご希望されていたお二人の例で比較してみましょう。
【看護師Aさん】
• 年齢:26才
• 看護師経験:約3年
• 転職回数:2回(大学病院小児科病棟0.5年→民間病院外科病棟0.5年→クリニック外来2年→転職活動中)

【看護師Bさん】
• 年齢:30才
• 看護師経験:約7年
• 転職回数:1回(大学病院内科病棟4年→民間病院内科混合病棟3年→転職活動中)

上記のような経験をお持ちのお二人は、最初に希望していた転職先は同じ介護施設だったのですが、結果として介護施設に就職されたのはBさんだけでした。
Bさんは比較的スムーズに就職活動が進み、好条件の求人が見つかりました。
それではAさんはどうされたのでしょうか。

Aさんの場合、看護師経験は3年以上ありますが、臨床経験としては約1年です。介護施設では病院と違い看護師の人数が少ないため、看護師としての一定以上のスキルや経験が必要となります。一人で判断しなければならない場面や自分がこれまでに経験したことがない処置をしなければならない時も、教えてくれる看護師がいない場合もあるかもしれません。
ゆくゆくは在宅看護に進みたいという希望があり、その前に介護施設での経験を積みたいと考えていたAさんでしたが、なかなか良い条件の求人が見つかりませんでした。そこで改めて今後のキャリアプランについて確認をさせて頂き、最終的にはご自身でもう少し臨床経験を積んだ方が良いと判断され、一般病院の内科病棟に就職されることになりました。

AさんとBさんのお二人のように、今までの経験内容がその後の看護師としての転職先にも関係してくることはお分かり頂けたかと思います。
一般的に転職を考える時に初めて自分のキャリアプランを考え始める人が多いと思いますが、転職を意識していない時でも5年後、10年後自分はこうなっていたいという将来像を描いておくことで、計画的に転職を検討することができるため、結果的に自分の希望が叶う好条件の転職先が見つかるのです。

1960年代にスタンフォード大学にて「マシュマロ実験」という、将来のより大きな成果のために目先の欲求を我慢できるかを測定するテストが行われました。
幼少期の子供達を対象に、事前に説明をしたうえで、15分間にマシュマロを1個すぐに食べたか、15分間我慢してマシュマロを2個もらって食べたかどうかで2つのグループに分け、20年後に追跡調査を行ってグループ間に差異が生まれるかどうかを図るものでした。
結果は、すぐにマシュマロを食べずに、15分我慢してマシュマロを2個もらった子供達のグループのほうが、周囲からより優秀と評価され、大学進学適正試験ではトータルスコアで平均210ポイントの相違が認められたそうです。

このマシュマロ実験の結果のように、将来、好条件の仕事に就くために、新人の時にしっかりと看護師としての経験を積むという考え方が重要なのかもしれません。

【ナースのための転職スカウトサービスはこちら】

【ナースの逆転職相談会はこちら】